2017年9月28日木曜日

横浜発祥グルメ


 誕生秘話を知れば、食事がもっと楽しくなる!

異国文化の玄関口として、西洋を受け入れてきた横浜は、"はじめてグルメ"の宝庫!
アイスクリームやビールなどの"輸入モノ"はもちろん、実はこの地で誕生した"横浜モノ"も数多くあります。


ナポリではなく横浜生まれのパスタ"ナポリタン"

横浜発祥グルメの代表格ともいえるのが庶民の味、ナポリタン。横浜を代表するクラシックホテル、ホテルニューグランドの総料理長が考案したメニューと 伝えられている。進駐軍の兵士たちが、ゆでたてパスタにケチャップをかけておいしそうに食べている姿を見て、もっとおいしくと、ニンニク、 タマネギ、トマトソースであえたオリジナルメニューを発案。これを当時の総料理長入江茂忠が「スパゲッティナポリタン」と命名した。元祖ナポリタンの味は、 レストラン「ザ・カフェ」で味わえる。

明治の味がする"横濱馬車道あいす"

日本のアイスクリームの発祥は、明治2年に横濱馬車道で町田房造が作った「あいすくりん」がその始まりとされる。当時のレシピを現代風に再現した 「横濱馬車道あいす」の味わいは素朴で、どこか郷愁的。赤レンガにあるショップではできたてが味わえる。

"シーフードドリア"も横浜生まれ

ナポリタンと同じく、シーフードドリアもホテルニューグランドで生み出された料理で、初代料理長のサリー・ワイルの創作による。 バターライスの上にたっぷりの小海老のクリーム煮がのっている。シーフードのうまみが凝縮された伝統の味わいはファンも多い。

カクテルで味わう"ヨコハマ"

明治22年に「グランドホテル」のルイス・エッピンガー支配人が日本初のオリジナルカクテル「バンブー」を考案。

"牛鍋"で文明開化の薫りに触れる

「太田なわのれん」は、サイコロ状にぶつ切りにした牛肉に、味噌とネギを用い、特製の底の浅い鉄鍋を七輪にかけて、 煮込むという初代が考案した牛鍋の味を守り続けている。そのほか牛鍋の老舗には、明治20年代創業の「荒井屋」「じゃのめや」といった名店がある。

ビールの"すべて"がわかる

明治3年、横浜でウイリアム・コープランドが始めたブルワリーは日本で初めて継続的にビールを生産する醸造所だった。現在のキリンビールはその流れを汲んでいる。 キリンビール横浜工場では、工場見学、ビールづくり体験ほか、レストランでは、オリジナルビール「スプリングバレー」が味わえる。

人気のB級グルメ"サンマーメン"

中区で3代続く老舗中華料理店「玉泉亭」の2代目・井田辰雄が考案したといわれるメニュー。サンマーとは、中国語で「生の野菜」という意味がある。 炒めたモヤシやキャベツといった野菜のあんかけをラーメンにトッピングするという「和洋折衷」ともいうべき一品。暑い日もハマっ子の行列が絶えない。

当地限定"ヨコハマ"ビール

ビール発祥の地、横浜で1995年に生まれたご当地ビール。4種類の酵母を用い、チェコ・ドイツスタイルの豊かな香りとしっかりとしたコクと苦味を併せ持ち、飲み応え十分。 ピルスナー、ヴァイツェン、アルトなど、様々な種類のビールを醸造している。

横浜一古いベーカリー"ウチキパン"

明治21年に初代・打木彦太郎が「横浜ベーカリー宇千喜商店」として創業した「ウチキパン」。日本の食パンの元祖とされるレシピを受け継いだイギリスパン 「イングランド」はまさに伝統の味。最高級の小麦粉を使い、じっくり低温発酵させて焼き上げたパンは、ふんわりと香ばしい。

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