京都祇園にある隠れ家カフェの、アートな抹茶パフェにうっとり
京都の甘いものといえば、やっぱり抹茶スイーツ。行列の絶えないカフェがあちこちにある祇園で、根強いファンをもつお店が「金の百合亭」です。季節の移ろいを映すオリジナルパフェは、まるで和菓子のよう。見た目にも涼やかな、とっておきの夏のメニューを紹介します。
窓際のカウンターは八坂神社の楼門をのぞめる特等席
夏の京都は祇園祭一色に染まります。7月の1か月間は、毎日のように八坂神社で神事が行なわれ、17日と24日の山鉾(やまぼこ)巡行がそのハイライトです。
その八坂神社の鮮やかな朱色の門を眺めながら、ゆったりとくつろげるのが「金の百合亭」。 一風変わった店名は、ロッシーニのオペラに登場する宿の名で、世界中の人が集い、楽しい時間が過ごせるよにとの思いが込められています。店内には、BGMのクラシック音楽が本格的なオーディオセットから流れてきます。
和の上生菓子と抹茶パフェがコラボした華やぎのスイーツ
そして、梅雨が明け本格的な夏がやってくると、「夏涼み」が登場。
可憐な朝顔が2輪咲き、なんとグラス中ほどには練り切りの金魚がゆらりと泳いでいます。
「せっかく祇園にお店を構えたのだから、何か和心のあるものを作りたかったのです。日本には、1年を24の季節に分ける繊細な感覚があります。たとえば、夏の訪れは立夏といいますよね。その季節感を形にしてみました。」と、店主ご夫妻がオリジナルパフェ誕生のきっかけを語ってくれました。
夏でもペロリと食べられる、あんスイーツも充実
あれこれ目移りしたときは、スペシャル冷やしぜんざいを
金の百合亭(キンノユリテイ)
075-531-5922
11:00~20:00
木曜日
ことりっぷより
文:戸塚江里子
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